患者さんの知る権利を守ります
(ご自分のこと、歯科治療のこと)
高坂デンタルオフィスは保険診療中心の歯科医院です。インフォームドコンセントの徹底と患者さんの知る権利の遵守をお約束します。
歯とお口の「今」を正しく
伝達するために
患者さんの治療に対する不安や不満をできる限り少なくする義務
本当に削る必要があったのか?
予防医療でない限り、通常は患者さんの痛みや苦痛を解消するために医師は存在します。同時に、患者さんが自分で気づかない問題を発見した時も、状態を説明して治療することもしばしばです。もちろんその時は、患者さんの理解と同意があることが大前提であることはいうまでもありません。ご自分で気づかなくても、治療するべきむし歯を抱ている方は大勢いらっしゃいます。治療をするかしないかは患者さんの判断で決まりますが、被害が拡大する前に簡単で確実な治療ができるなら、歯科医師はその情報を患者さんに伝えなければなりません。
しかし治療の必要はあるけれど痛みのないむし歯とは、レントゲンでははっきりと写りにくいです。薄暗い口の中の歯にできた小さなむし歯の存在を、患者さんに手鏡を持ってもらって説明しても、確実には伝わらないでしょう。
一般の方が専門家である歯科医師と100%の情報の共有・共感はさすがに不可能だとは思いますが「本当に削る必要があったのか?」と患者さんが思ったとしたら、それは歯科医師が説明義務を怠ったからという理由以外ないはずです。患者さんの治療に対する不安や不満をできる限り少なくしなければなりません。
治療の前・中・後の記録
高坂デンタルオフィスでは、患者さんの同意のもとに記録写真を撮って、診断とご説明、治療後の評価、患者さんの知る権利の保護に役立てています。
レントゲン写真(全体、局所)
現代医療ではほとんどの分野で、被曝量を考慮しながらレントゲン写真を撮影し、最終診断を下します。全体を診るのか、局所をより精密に診るのかによって撮影方法は変わります。
口腔内写真 (高解像度カメラ)
治療前に現状と治療方針の説明をするために写真を活用します。写真撮影の必要性をご説明をするとき、初めてのことだと驚かれる方も多いです。通常の歯科医院ではまだ一般的ではないかもしれません。患者さんにもご自分のお口の中に関して理解を深めていただくためにも、当医院では記録と説明を繰り返し行います。患者さんの了承を得た上で、学術的な活動に役立てる場合もございます。
口腔内画像 (CCDカメラ)
古い詰め物の下に本当にむし歯があったのか?レントゲンに写らないむし歯を治療しているとき、治療の必要性は本当にあったのか?考え始めると不安になりますね。歯が本当にあるのかどうか証拠を見せてくれ!という気持ちになるかもしれません。当医院では治療中もできるだけ記録を取り、患者さんに状況をお伝えしながら処置を続けます。
例えば、古い詰め物を外してからCCDカメラで記録を撮り、むし歯の存在を確認していただきます。そしてむし歯を削った後にも撮影して、むし歯の取り残しがないことを患者さんにも確認いただきます。最終的な詰め物をぴったりセットするためには、できるかぎり綺麗に削らなければなりません。型取りする直前の状態も撮影して、患者さんに治療の各ステップをご説明いたします。
歯科医師が何を考えてどんなことをしているのか、自分のむし歯は浅かったのか深かったのか、確実な治療をするためには大変な手間がかかるんだ、ということを少しわかってくださるだけで、今まで考えていたなんとなくの疑問が解消されるかもしれません。
手描きのスケッチ
説明を聞いていただきたい場面でも、むし歯の拡大写真は怖いから見たくないと思う患者さんもいらっしゃいます。もちろん、患者さんにはいかなる時でも不快な思いをさせたくはありません。そういう時は拙いイラストで説明いたします。リアルな写真が苦手な方は遠慮せずにおっしゃってください。