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かみ合わせ治療 1

かみ合わせ
(顎関節症)治療

顎関節症とは?

はじめに

顎関節症は多くの因子が重なり合って発症する病です。しかも原因を特定しにくく、歯科以外の領域が関係している場合も少なくありません。口腔内・外の検査結果によっては、歯科治療だけでは問題が解決しないと予測されることもございます。ご了承ください。

かみ合わせとの関連性

例えば、「顎の痛み」「顎関節の疲労感」「頭痛」「肩こり」「耳鳴り」「めまい」「倦怠感」など…

今の不快感がかみ合わせと関連しているのか、患者さん自身では判断できないことも多いはずです。気になったとしても、その不快感を言葉で表すことも大変難しいでしょう。ですが気になることがあれば、一度歯科医院を診察してみるといいかもしれません。

歯科的な問題を歯科医師が見過ごしてはなりませんが、歯科医師は整骨医や脳神経科医ではありませんので、かみ合わせの知識だけでは、頭・首・肩・腰の痛みの原因の全ては特定できません。

しかし他科疾患との鑑別のために、歯科医院における診断も重要になります。

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噛み合わせ治療について

噛み合わせ治療の患者さんには治療の前に同意書にサインをいただいております

咬合調整 同意書

咬合調整に関するご説明とおことわり。

  1. 咬合調整は噛み合わせのバランスを変化させるので、部分的な調整だけでは症状が悪化する時もある。

  2. 噛み合わせの問題は、ご自分が症状を実感している部位ではないところに原因がある場合もある。

  3. 咬合調整は、人工物だけでなく症状のない歯の健康なエナメル質も削らなければならない。

  4. 咬合調整は状況の変化を観察しながら、数回の調整が必要である。

  5. 削る量は最小限としても、患者ご本人の削られた感覚が最小であるとは保証できない。
  6. 根本的な治療の計画を立てるためには、噛み合わせ総合検査(保険外)が必要である。
  7. 他科の疾患だけでなくメンタルも影響している場合もあり、噛み合わせ治療だけでは全ての症状が改善しない場合もある。
  8. 夜間の歯軋りや日中の食いしばりが強い方は、噛み合わせ治療の効果を感じにくい場合もある。
  9. 噛み合わせ問題の原因は目に見えなものも多く、現在の診査法では原因がつかめない時もある。

上記の内容を理解、同意いたしました。

かみ合わせ(顎関節)を診れるのは
歯科医師だけ

必要な治療が歯科の領域だとしたら

かみ合わせ(顎関節)の治療は、状態によって治療の方針が変わります。

病状によっては筋肉のマッサージやマウスピース治療のように、比較的簡単な治療で済む場合もあります。

劣化した被せ物がかみ合わせのバランスを崩していれば、被せ物を新しくしなければなりません。歯並びの問題が大きければ、矯正治療も検討します。

治療の方針をより的確に定めるためには、顎関節の精密検査も必要です。

歯科医師として他科の分野に、
踏み込みすぎないように。

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口腔内の環境を改善することが、体全体の健康回復に関係することは事実ですが、その結果を事前に明言することはできません。当たり前のことですが、歯科以外の科目の先生方もその道プロフェッショナルです。歯科医師が他科に関わる症状を、プロフェッショナルに満たない乏しい根拠で歯科と結び付けたりすることは相応しくないと考えていますが、歯科医師である以上、自分の領分に関してはかみ合わせ(顎関節)についてできる限りの治療をさせていただくことをお約束いたします。

 

お口の健康が体の健康につながることを願いつつ。

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